栞の家

 人間は考える葦
☆日常のおもい 想い 思い 重い 飯井。

☆おもい

                      里峰 ゆき
赤い紙
一枚で
逃げ出すこともできず
身体は兵器になった


身体に流れる人間の気持ちは
すべて氷になり
身体は機械になった


広島
長崎
想いを抱え
時がすぎてゆく






☆ あめっこ

                    里峰 ゆき


 いつのまにか
 だれかに抱かれ
 目と目をあわせ
 笑っている
 泣いている
 怒っている
 空のむこうのむこうから
 あめっこが希望を運んでくる


 両手をつないでください
 しっかりつないでいてください
 前を向いて
 歩けるようになるまで
 
 自分の考えを話せる
 私になるまで
 
    途中で迷わないように
 
 あめっこは大地の心
 あめっこは空からの声

☆未来

                    里峰 ゆき
とおい 遠い昔
見ることのできない地球は
自然のまんま


ひとは素足で大地にたち
空を仰いで
恵みの雨を待つ
闇が明るくかわることを
待ちながら


ときは過ぎ
人は豊かさと便利さをもとめ
化学や武器をもち
名誉や地位をふりかざし
人の心や体を圧する



未来の時が刻まれている


人間は天に祈る
自然な雨をふらせてください
素足のままで歩けるように


人間は大地に願う


うそっこを見抜く周良を
与えてください